トークイベント「工芸産地の未来」
2018年10月12日(金)~10月14日(日)の3日間、中川政七商店が主催する「大日本市博覧会」と、三重県菰野町の体感型イベント「こもガク」がタッグを組み、工芸の楽しさ伝える祭典「こもガク×大日本市菰野博覧会」を開催します。
日本の工芸産地を牽引する中川政七商店の中川氏と、産地の一番星を目指す熱き工芸メーカーたちが、これからの産地の未来を語るトークイベントです。
第二弾での奈良、鯖江、三条、菰野の工芸メーカーの代表がそれぞれの実例を交え、これからの日本の工芸産地の行く末を考えるディスカッションにて8代目内田徹が登壇いたします。
日時:2018年10月14日(日)13:00〜15:00
第一部:中川政七講演13:00〜13:50
第二部:ディスカッション14:00〜14:50
場所:菰野町町民センター 大ホール
価格:入場無料(事前申し込み不要)
◆詳しくはこちら
https://www.yu-nakagawa.co.jp/p/3578
<登壇者>
中川政七 (株式会社中川政七商店 代表取締役会長)
1974年奈良県生まれ。京都大学法学部卒業後、2000年富士通株式会社入社。2002年に株式会社中川政七商店に入社し、2008年に十三代社長に就任。2016年に「中川 政七」を襲名し、2018年に会長に就任。2015年には、独自性のある戦略により高い収益性を維持して いる企業を表彰する「ポーター賞」を受賞。「カンブリア宮殿」などテレビ出演のほか、経営者・デザイナー向けのセミナーや講演歴も多数行っている。
内田徹 (株式会社漆淋堂 専務取締役)
1976年福井県鯖江市生まれ。創業1793年(寛政5年)福井県鯖江市で代々漆業に携わってきた塗師屋、漆琳堂の8代目。2009年に長年受け継がれてきた漆塗りの技術を基に自社ブランド「aisomo cosomo」を発表、2012年には「お椀や うちだ」がデビュー。この取り組みが認められ、2014年経済産業省がんばる中小企業300社に選定。2016年7月には、本社工房の地に新しく直営店をオープン。 直営店では自社ブランドのほか、1000種以上にも及ぶ業務用のお椀など、江戸時代から200年以上続く漆琳堂の仕事の数々を手にとって見ることができる。この地で育まれ、受け継がれてきた漆のものづくりと、先人より引き継いできたものを次の世代へと引き継ぎながら、漆とお椀の文化を発信している
山田立 (株式会社玉川堂 番頭)
1973年新潟県生まれ。百貨店勤務を経て、「新潟県無形文化財」、「伝統的工芸品」にも指定されている創業200年の老舗、株式会社玉川堂に入社。番頭として、国内唯一の鎚起銅器産地の発展に取り組んでいる。今年で第6回となる「燕三条 工場の祭典」では実行委員長を務めている。
山口典宏 (有限会社山口陶器 代表取締役)
1975年三重県菰野町生まれ。1993年日本合成ゴム(現JSR)入社。会社員を続ける傍らで、県の窯業研究所の勉強会に参加するようになり、2003年山口陶器入社。同年山口陶器代表取締役就任。問屋に商品を納める下請け業から、2014年に自社ブランド「かもしか道具店」を発表。シンプルで温かみがあり、使い勝手の良い商品は消費者の支持を集めており、山口陶器の売上高の4割を占めるまでの人気ブランドとなった。産地を残すためには観光振興もカギとなると考え、2017年有志によるプロジェクト「こもガク」を立ち上げた。